うつ病になって良かったことはあるのか?

うつ病を発症して10年になるchikuriです。

 

うつ病を発症してからの10年間は回復期を除いてはひどいものでした。

 

ひどい時は朝から涙を流し、仕事に行けなくなり、消えたくなったり、誰にも会わず過ごしたりと。

 

何にもやる気が起きなくて、どうして俺はこんな情けなくなったのだろうと何度も思いました。

 

うつ病になる前の私は、自分で言うのもアレですが、仕事に真面目で人を笑わせる事とかも好きな性格でした。

 

うつ病を発症してからは真逆の性格になりましたがw

 

辛い事が大半でしたが、うつ病を発症して良かったというか、前より良かったのでは?と思う事を書いていきます。

 

1、人付き合いが減った

良くも悪くも人付き合いが減りました。

 

これはどうでもいい人付き合いが減ったもので、本当にお世話になった人、仲の良い友人等とは付き合いはあります。

 

要は本当に付き合いが大事な人以外と付き合いがなくなった事です。

 

無駄とは言いませんが、自分にとって本当に大事な人としか付き合いがなくなった事で、気持ちにも余裕が出来ますし、余計に気遣いをしなくて済むようになりました。

 

2、人生について考えさせられる

多分うつ病を発症しなかったら、社畜人間として働いていたかもしれません。

 

それをうつ病のおかげで立ち止まる事が出来ましたし、自分や家族がどうすれば幸せになれるのか考えるきっかけにもなったと思います。

 

これに対して答えは出ていませんが、前よりもずっと深く考える事が出来るようになったのはうつ病のおかげかもしれません。

 

3、家族との時間が増えた

仕事をしないで家にいる事が多かったので、必然と家族といれる時間が増えました。

 

私の妻も病気には理解してくれていたので、無理に働けとは言わずに寄り添ってくれています。

 

今までも感謝はしていたつもりですが、うつ病を発症してからはより感謝しています。

 

何より家族といると安心するし安らぎがありますので、治療にも効果があると思っています。

 

大半は辛い事が多い

うつ病になって良かった点もあるのですが、やはり辛い時は本当に辛いので、うつ病を発症している人や、うつ病になりかけている人は早目に休息をとって予防や治療をして欲しいです。

 

1度壊れてしまうと、そこから復帰するのに時間も労力もかかってしまいます。

 

自分の気持ちに正直になり、周りの助けを得られれば上手く回避できるかもしれませんので。